コラム#05 16年間の実績

2020年11月25日
コラム

人間の体内の血管に相当するのが建物内の給水配管や空調冷温水配管となる。血管もこれらの配管も酸化で劣化を起こし人間は最終的に死に至る。配管は新管に取替えることで再生するが、人間は生き返らない。

20年程前に私はある事に気が付いた。雷はどこから来るのだろうと。空を覆うあのどんよりとした雲が突然の雨と雷をもたらす。昔、子供の頃、雷は鬼(赤鬼と思う)が太鼓を叩き雷を起こす、子供はおへそを取られない様おへそを隠して逃げろと教わったのを覚えている。しかし大きくなって雷は自然現象だと理解をする。一体どうして雷が起きるのだと自分なりに考えてもなかなか思い当たるふしがない。しかし20年前に突然、雷はある条件で起こることが判った。つまり、雲が激しく勢いよく動くと必ず雷が起こるという事が判った。そしてその元になる電子は雲自身が保有している事も判った。上空より雨で落ちてくる液体の水は運動しても電子は放出されないが、雲という小さな水の凝集体(小さな水のクラスター)が運動すると電子が放出されることが明確になった。そしてこの電子は水が保有する自由電子であることも判った。そしてこの現象を理解するには、水の持つ自由電子は水のクラスターが大きい液体の時は運動しても放出されない場所に在り、クラスターが雲みたいに小さい時は運動すると放出される場所に存在する事も自分なりに判った。当時、自分の考え方、理解の方法を裏付ける情報が耳に入った。建物の設備関係に携わる人から「ボイラーで水蒸気を作り、水蒸気を送っている配管内は鉄管でも赤錆劣化は全く無いが、その水蒸気が冷えて温水となって戻ってくる配管内は赤錆劣化が大変進んでしまう」と。私は、これは雷と同様の現象が、水蒸気が送られている配管内で発生し、その発生した電子が配管内の酸化反応を抑制していると確信した。つまり、小さな水のクラスターは運動すると電子を放出し、酸化反応を抑制し還元反応を起こすことが、自分なりに明確になった。そしてこの水の自由電子は「水和電子」であることも判明した。